●給食について

2017/06/24



給食について
『食べるということ』

やかまし村では開園以来、『食』にこだわってきました。生命のかたまりである子どもにとって、食べることもまた生命の基本であると考えるからです。

幼児を育てる親にとって「食べさせる」ということは、いつも日々の課題です。一つのストレスでもあります。「必要最低限の栄養をとらせたい…」「野菜をちっとも食べない」「おかしばっかりでご飯がすすまない」今そんな食事の場面がどの家庭にも多かれ少なかれあるのではないでしょうか。

やかまし村が提案する食事はとてもシンプルです。


『良いお米をたくさん食べる』

日本人は2000年近く、米と雑穀で栄養をとってきました。起点に立ち返りお米を

しっかり食べる。他に、だしをしっかりとった、具沢山のお味噌汁とおかずの一汁二~三菜。

そういった、本来の和食の良さを給食やおやつを通じて発信していきたいと考えています。








 

 

やかまし村では、安全でおいしい、健康的な給食を提供しています

東日本大震災における福島第一原発の事故を受け食材については今まで以上に格段の配慮を持って、使用するようにしています。エナジーやあいコープ等の信頼のおける業者さんの測定値を参考にしながら安全な食品を厳選しています。

 

献立の一例

毎回、果物付。果物はその季節に一番美味しい国産有機の物をお任せで頼んでいます。

ご飯は有機JAS環境保全米を使用

 

●わかめごはん・春野菜の天ぷら・みそ汁

●のりしおおにぎり・根菜のみそ汁・苺
 

●味ご飯・おくずがけ・晩柑

●ねばねばランチ(納豆、オクラ、山芋など)

みそ汁・晩柑
 

●さんまの蒲焼・半干しきのこごはん

みそ汁
・酢の物・ぶどう

●栗ご飯・みそ汁・

季節の野菜の揚げがんも・柿
 

●仙台雑煮・ひきな汁・黒豆・田作り・みかん

●きりたんぽ汁・ねぎのぬたあえ・りんご
お誕生会のおやつ

春・抹茶プリン

 

  夏・紫蘇ジュース

秋・黒糖ちんぴん

冬・八つ橋もち

季節に応じて、いただいた自家製の野菜等で、一品追加なんてこともあります。
園の畑でとれた野菜を使って、日常の保育の中で急に調理が始まることもあります。
アレルギーのお子さんもいらっしゃるので、アレルギーフリーのものや、個別に配慮したものを出しています。

アレルギーのある場合は、事前にご相談ください。
 お弁当の日について
みどりの森(やかまし村)では、月に2~4回程度のお弁当の日を設けています。これは、みどりの森が幼稚園の頃に毎日お弁当だったことから来ています。お弁当は、子どもたちが親御さんたちから離れて集団生活を過ごしている時に出会える家庭の味です。子どもたちはそのお弁当からたくさんの愛情を感じていたと思います。 こども園となった今でも、そのお弁当の良さを子どもたちに味わってほしいというところからお弁当の日を入れています。今となっては毎日給食なので、お弁当があると子どもたちはいつも以上にお昼の時間を待ち遠しく思っている様子が伝わってきます。 お弁当を作るのも大変だと重々承知しておりますが、離れたわが子へのメッセージとして無理のない範囲で作っていただきたいと思っております。
 郷土料理について
みどりの森で大切にしていることの一つとして、郷土料理も挙げられます。日本には四季があり、それぞれの地域によって四季を感じる様々な行事やその中で食べられている食べ物があります。みどりの森では仙台市を中心とした宮城県内の郷土料理を地域の四季を旬の食材とともに味わっています。さらに、他の東北地方の郷土料理にも触れながら他の地域の文化に親しむ機会を積極的に設けています。みどりの森では認定こども園になる前の幼稚園の時代から保護者の方々と一緒に、郷土料理などを取り入れた給食を作って食べてきたという歴史がありますので、毎月2~3回程度郷土料理を入れてお母さん方に一緒に給食を作って子どもたちと一緒に食べてもらう機会を設けています。
 絵本のメニューについて
 みどりの森(やかまし村)では絵本の読み聞かせに重きをおいて生活しているという背景があります。食堂も、子どもたちが絵本を通して「食」に興味関心を持ってもらいたいという思いから、絵本に出てくるメニューを月に1~2回程度給食で作っています。
 食材
良い食材

とは
●国産であること

●無農薬・無化学肥料といったできるだけ自然なかたちで作られているもの

●無添加調味料など


■涌谷の黒澤さんのお米

自然農法のおいしいお米 「おもてなし」というオリジナル品種があります
その他

■涌谷の有機農家・白幡さんの有機JAS米

「イネと環境、環境ホルモンによる生殖機能障害が取りざたされる子どもの健康を考えた米作りを進めたい」

と語っています


野菜

■あいコープみやぎ

■エコロジーショップ energy

・有機認証を受けている国産野菜を使用しています
肉・魚

■あいコープみやぎ

■エコロジーショップ energy

・鶏肉(地養鶏)豚肉(志波姫ポーク)牛肉(仙台牛)できるだけ国産のもの。

※放射能の心配のあるものは日本海・西日本のもの。 ・魚 できるだけ国産のもの。※放射能の心配のあるものは日本海・西日本のもの。
できるだけ『地産地消』を目指し、宮城県でとれた野菜や米にこだわっています。

※ただし、福島第一原発事故を受け食材には尚格段の配慮を持って食材を選んでいます。
調味料一覧 (全て化学調味料は一切使用しておりません)

登穀みそ

登米産有機米と登米産特別栽培大豆
しょうゆ ■純米調味料(本醸造)

着色料・保存料・防カビ剤などの添加物を一切使用していない
お酒

(料理用)
■特別純米酒 一ノ蔵

原材料には宮城県産米を100%使用し、丁寧に仕込んだ手作りの特別純米酒です
砂糖 ■北海道十勝産のてんさい糖/原材料:てん菜(ビート)

オリゴ糖を多く含む砂糖で、自然な甘さでまろやかなおなかにやさしい砂糖

■花見糖

■洗双糖/原材料:さとうきび(種子島)ミネラルが豊富に含まれている粗糖

国産原料糖を使用し、日本古来の製法に近い技法で風味をそのままいかしている

*いずれも無精白
■海の精や、天塩など ミネラルの豊富な海水塩を使用
みりん

■酒の風味 母の味

米とこうじを原料として日本酒の基となる「もろみ」(原酒)を造り、さらに二段式(製法特許)

による糖化工程を経た醸造製品で「酒の風味」と「みりんのうまみ」を併せ持つ醗酵調味料

原材料…米・米こうじ・食塩
だし ■天然のだしを使用しています

料理に合わせて、利尻昆布、干ししいたけ、魚類だし、野菜だしを組み合わせて使用しております。

*いずれも無添加

また、魚類粉末だしの田舎味だし(原材料名:かつお節・宗田鰹節・サバ節・昆布・しいたけ)と併用

-やかまし村通信